『2030年までに新築住宅の平均でZEH(ゼッチ)の実現を目指す!』という働きが政府の方針で推し進められています。
これもまた、なんのこっちゃい!?という話しですが、ZEHとは簡単にいうと消費するエネルギーの量よりも創り出すエネルギーの量が多く、実質ゼロ(Z)のエネルギー(E)で暮らせる住宅(ハウスのH)の事を指します。
我ながら分かりやす説明ですね。笑
具体的にいうと、省エネハウス(高気密高断熱の家)に太陽光発電やオール電化、高効率のエアコンや換気システムを導入した住宅という事になります。
ただ、ゼロエネルギーハウスであれば補助金が無条件で貰える、というわけにはいかず、しっかりとした認定基準がありこれを満たさないと補助金は出ません。
ちなみに、今年度はZEHで上限70万円/件の補助金となっています。
我が家もエネルギー消費の少ない高気密高断熱の住宅で太陽光発電を導入する予定ですので、補助金の出るZEH仕様も考えましたが、思ったよりもメリットがないと感じたのでその辺をお伝えしたいと思います。
我が家が補助金の申請をしなかった理由
まずは補助金が貰えるかどうかの前提条件ですが、今建てようとしているビルダー(ハウスメーカーや工務店)がZEHビルダーとして登録されている会社でないと補助金は貰えません。
言い換えるとZEHビルダー以外の会社で建てた住宅はいくらZEH仕様の家であっても補助金は貰えないので、建てる会社に確認をする必要があります。
我が家は確認したらたまたまZEHビルダーだったのですが、補助金を貰う為には以下の様な我が家にとってのデメリットが出てきました。
①間取り変更を必要とされた。
必要なエネルギー量の計算に【主たる居室】の大きさというのが関係するのですが、この床面積が大きくなると冷暖房効率が悪いと見なされ、必要な創エネルギー量が大きくなります。つまり太陽光発電を多く入れないといけない計算になります。
我が家の場合【主たる居室】であるリビングには吹き抜けがあってしかも一階から全くドアで仕切っていない間取りだった為、玄関からロフトまですべての床面積が【主たる居室】に含まれてしまい、吹き抜けをやめたりドアで仕切ったりする必要が出てきました。
今の時代、売電で儲けられる時代ではないので、必要以上の太陽光発電を乗せるのはメリットがないと感じました。
②必要としない設備機器を導入しなければならなかった。
工務店の説明によると、ZEH仕様にする為にはHEMS(電力コントロールシステム)を導入しなければいけなかったり、エアコンや給湯器も指定品を買わないといけないとの事でした。
補助金70万円貰ってもそんなんしてたら、手元に残るのはいくらっつー話しになりません??w
③補助金の公募や工期を合わせる必要がある。
補助金を貰う為には、年に何回か用意されている公募期間中に申請をする必要があり、工期もその為にコントロールされたりという面倒が増えます。
ただでさえ決めることが多く大変な家づくりを外部要因でコントロールされる事になったら、それだけでストレスにならないか?と心配になりました。
要するに、そんな事してたらせっかくの注文住宅なのに自分の住みたい家にならねーじゃねーか!
と思って、あっさり補助金申請を諦めました。w
そもそもですが、ZEH補助金というのははなからZEHを企画として売り出している一部の大手ハウスメーカーの為のサービスなんでしょう。
それ以外の方は我が家の様に考えるだけ時間の無駄になる気もするので、手を出すものではありません。(←あくまでも私見です。)
とはいっても、ZEHを知る事でエネルギーについて考える機会は出来るので好奇心旺盛な方は自分で調べてみるのもいいですね。
どっちだよ。w
さて、明日は何を書こう?
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